建築パース

パースとは、Perspective Drawing(透視図)の略で、建物の外観や室内などを立体的に表現する図法のことです。
手書きパースとCGパースがありますが、今回はCGパースについて説明します。

パースは建造物に限りませんが、建築で使われるパースのことを『建築パース』といいます。
設計図や間取り図は平面的な図面であり、完成のイメージがわかりづらいですが、建築パースで立体的に表現することで『完成予想図』としてイメージすることが容易になります。
建築図面を基に作成するので、実際の完成に近い形で表現することができます。
その用途から、未完成物件について作成することが多いです。

建築パースは、内観パース、外観パース、鳥観図パースの3つの種類があります。


Interior

内観パース


建物の室内、内観をイメージして作成したパースです。
実際に部屋の中にいるかのように表現することができます。視点の高さや角度をつけたり、アングルも自在です。
内装や家具について、プランニングの段階から確認することができます。
イメージ通りの内装かどうか、家具の配置イメージなど、完成予想図のパースによって、建築に係る人々の認識や意見の共有がしやすくなり、トラブル防止にもつながります。
360°パノラマパースも内観パースの1種です。室内の一か所を基点として、好きな個所をくるくると360°見まわせるようになっています。


Exterior

外観パース


建物を外から見た図、外観の完成イメージを表現したパースです。
建物の形状、色、素材のほか、周囲の建物や景色との関係性も把握することができます。
また、時間帯を昼、夕、夜と再現することもできますので、時間帯によっての建物の映り方も確認することができます。
植栽で季節を表現することも可能です。桜やモミジなどで四季の移ろいを完成予想図として作成することもあります。


鳥観図

鳥瞰パース


建物の外観を描いた外観パースの一種であり、通常の外観パースは人の目線をアイレベルとしていますが、鳥瞰パースは鳥の目線のように上空から全体を見下ろしたものを言います。
全体を俯瞰してみられるので、施設や店舗など、レイアウトの把握をしたい時に利用されます。


以上が建築パースの説明になります。

建築パースを用いる目的は様々です。
建築パースを利用することで、施主との打ち合わせがスムーズに進んだり、コンペやプレゼンで説得力のある絵を出せたり、広告利用で集客に役立てたり、得られるメリットがあります。
いずれにしても、見た人が魅力的な空間だと思う建築パース作成が求められています。